LESSON 0003 ・ 聴く
聴く:知ってる単語が聴こえへん理由
つながる・弱くなる・混ざる、の3つを知って、音から単語を拾う
今日のゴール音の変わり方を知って、書き取りで確かめる
診断の書き取りで落とした所は、We'll、have to、get a、runs out、I sent you。どれも中学で習う単語や。聴き取れへんかった原因は、単語を知らんことやなくて、文の中で音が変わることにある。今日はその変わり方を3つに分けて覚えて、書き取りとシャドーイングで耳と口に入れる。
その前に、レッスン2の復習を少しだけやる。
0 復習区切る練習と、目印の思い出し
参照資料は見ずにやってな。1日空けてから思い出すと、記憶に残りやすい。
1レッスン2で習った「区切る目印」3つの組み合わせを選ぶ。選択肢を見る前に、まず頭の中で3つ言ってみて。思い出せへんかったら「わからない」でええ。
目印は ①前置詞・to の前 ②つなぎの言葉(and, that, who, because, if など)の前 ③長い主語のあと(動詞の直前)の3つ。of の前は基本切らへん。
2お店の休業についての文
on の前(目印1)、will の前(目印3:長い主語 The store on Main Street のあと)、on の前(目印1)、because の前(目印2)。because of の of の前は切らへん。「その店/メイン通りの(店)/閉まる/月曜に/祝日のため」。
3研修の申し込みについての文
who の前(目印2)、should の前(目印3:長い主語のあと)、by の前(目印1)。to attend の前で切っても正解(目印1)。「社員は/研修に出たい(社員は)/申し込むこと/金曜までに」。
4問い合わせ先についての文
at の前(目印1)、if の前(目印2)、about の前(目印1)。「電話してください/下の番号に/質問があれば/注文について」。
今日の話とのつながり
話し手は、かたまりの間で少し間(ま)を置くことが多い。間を置いた所では、音はつながらへん。音がつながったり弱くなったりするのは、ひと息で言うかたまりの中や。つまり、区切る力は、聴くときに「どこからどこまでが1つの音のかたまりか」をつかむ力にもなる。
1 仕組みなんで知ってる単語が聴こえへんのか
| # | 種類 | どうなってるか |
|---|---|---|
| 1 | 書いた英語 | 単語の間にスペースがある。1語ずつ見える |
| 2 | 話す英語 | スペースがない。音が切れ目なく流れて、単語の境目で音がつながったり、弱くなったり、混ざったりする |
辞書で覚えた発音は、その単語1語だけをはっきり言ったときの音や。文の中では別の音になるから、「知ってる単語やのに聴こえへん」が起きる。
診断で崩れた2文で、1語ずつ言った音と、普通に言った音を聴き比べてみて。点線の所が、音が変わる所(右上の数字は、次の表の番号)。
We'll have to order more paper before the printer runs out.
Did you get a chance to look at the proposal I sent you?
この読み上げの声は機械の声で、本物の人より少しはっきり言う。そのぶん変化は弱めに出る。本物の変化は、最後の「一次資料」で確かめてな。
2 覚える音の変化は3つ
| # | 変化 | 起きる所 | 例(カタカナは目安) |
|---|---|---|---|
| 1 | つながる | 子音で終わる語 + 母音で始まる語 | get a → ゲタ runs out → ランザウ(ト) look at it → ルッカティ(ト) |
| 2 | 弱くなる・縮む | 文法の働きをする短い語 to, have, for, and, of, will, you, a, the など |
have to → ハフタ We'll → ウィーォ and → ン |
| 3 | 混ざる | t・d で終わる語 + you | sent you → センチュ did you → ディジュ could you → クッジュ |
コツ
- 英語は、意味の中心になる語(名詞・動詞・形容詞など)を強くはっきり言って、2の短い語を弱く短く言う。聴こえにくいのは、たいてい弱い方
- 短縮形(We'll, I'm, isn't, they've)は、2の「縮む」をつづりにも表したもの。We'll の 'll はほとんど「ォ」にしか聞こえへん。「ウィー・ウィル」とは言わへん
- アメリカ英語では、母音にはさまれた t がラ行っぽく聞こえることが多い(get a → ゲラ、wait until → ウェイランティル)
- カタカナは目安。最後は音声を聴いて、聞こえたとおりに真似する
3 練習1書き取り
再生は3回まで。聞こえたとおりに書いて、答え合わせする。短縮形は We'll と We will のどっちで書いても正解。答えたあとに、どの変化があったかと、聴き直すボタンが出る。
診断のときの書き取りは、単語の正答率65%やった。今日の数字と比べる。
1受け取り場所についてのお願い
Could you → クッジュ(3 混ざる)、pick it up at → ピキタパッ(ト)(1 つながる)。
2予定についての連絡
We'll → ウィーォ、have to → ハフタ(2 弱くなる・縮む)、wait until → ウェイタンティル・ウェイランティル(1 つながる)。診断の3文目と同じ We'll have to で始まる文や。
3メールについての確認
sent you an → センチュアン(3 混ざる、そのまま次の an につながる)。
4感想を聞く質問
did you → ディジュ(3 混ざる)、think of it → シンコヴィッ(ト)(1 つながる。of は弱くて短い=2)。
5備品についての話
They've → ゼイヴ(2 縮む)、run out of → ラナウタヴ(1 つながる)、paper again → ペイパラゲン(1 つながる)。
4 練習2シャドーイング:聞こえたとおりに真似する
シャドーイングは、音声を聴きながら、少し遅れて影(shadow)のように同じことを言う練習や。自分の口で言える音は、耳でも拾いやすくなる。毎日の日課もこのやり方でやる。
| # | やること | 回数 |
|---|---|---|
| 1 | 英文を見ながら聴いて、意味を確かめる。意味がわからんまま真似はせえへん | 1〜2回 |
| 2 | 英文を見ながら、音声に重ねて一緒に言う | 2〜3回 |
| 3 | 英文を見ずに、音声の少し後ろを追いかけて言う | 2〜3回 |
今日の素材は、お店の閉店前のお知らせ(TOEIC の Part 4 と同じ形)。3の段階では、下の英文を手や紙で隠してな。
Good afternoon, shoppers. We'll be closing in about thirty minutes. If you haven't picked up your free gift yet, you can get it at the front desk. Could you please bring your items to the checkout? Thank you.
意味:こんにちは、お客様。あと30分ほどで閉店します。無料の贈り物をまだ受け取っていない方は、正面のカウンターで受け取れます。商品をレジまでお持ちください。ありがとうございます。
コツ
- つづりどおりに読まへん。聞こえたとおりに真似する(get it at は「ゲット・イット・アット」やなくて、ひと続きで「ゲリラッ」に近い)
- ついていけへんかったら「少しゆっくり」か「かたまりごと」から始めてええ。慣れたら「普通の速さ」
- 全部言えんでもええ。遅れたら、追いつける所から再開する
5 一次資料本物の人の声で確かめる
BBC Learning English「6 Minute English」から気になる回を1つ選んで、スクリプト(TRANSCRIPT)を見ながら最初の30秒だけ聴いてみて。今日の3つの変化(つながる・弱くなる・混ざる)が起きてる所を、1つずつ見つけられたら十分や。機械の声より、変化がはっきり聞こえるはず。
6 記録結果を Claude に渡す
終わったら、結果をまとめて1行を貼ってな。シャドーイングの感想(どの速さで、どこまでついていけたか)も一言あると、日課の教材の難しさを決めやすい。